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2014年4月28日 (月)

伝統瞑想 ~迷走から瞑想へ~ まとめ

夕方の体育館、会の終わりにYoga哲学一元論の第一人者ダヤーナンダ先生の声で「マントラ(聖音)」を唱え、瞑想をしました。

 

27日、オーガニックライフ東京にいらしてくださった皆様、

本当にありがとうございました。

 

90分という限られた短い時間に「瞑想」と「伝統的な方法」をお伝えしようと奮闘努力いたしましたが、思っていたことの半分も伝えられず、

皆様にかえって「?」と、

思わせてしまったかもしれません。貴重なお時間をかけていらしてくださったのにもうしわけありません。

まだまだ修行あるのみ。

 

そこで!

 

挽回するべく、説明不足だった部分を

この場を借りて、簡単に「やさしいまとめ編」

として

お伝えさせていただきます。

 

また、「瞑想の前の祈りのマントラ」や「ガネーシャ(障害をとりのぞくマントラ)」

は、随時PDFと音声をお届けするべくこちらのサイトにUPいたしますね。

 

マントラ音声やクラスの内容のPDF無料ダウンロードのページ

 

 

では早速まとめ、まとめ!

 

【瞑想の時間】 

ベストな時間は、朝4:00から6時くらいの間。日の出までの1時間半が朝の瞑想に適した時間とされています。また、起きてからすぐもお薦めです。

 

夕方も日の入り前1時間半くらい。

私たちが心に抱える問題を“アンインストール”する客観的になる瞑想は、

夜寝る前1015分、

頭に要らない問題の種を残さずに眠りにつくのがお薦めされています。

 

【瞑想の場所】

瞑想用の場所、もしくは祈りと瞑想だけする部屋を作ります。

座布団一枚のスペースがあれば十分ですが、そこはいつも清浄に掃除し、瞑想と祈り、Yogaのための空間として開けておきます。

部屋の北東、顔が北を向く位置がよいと、聖典ではいわれています。

 

【瞑想の座】

座は、高すぎず、低すぎず、体を痛めないように、

体が沈まない重心をまっすぐ下ろせるように座る場所を整えます。

『バガヴァッドギーター』611

 

【瞑想の姿勢】

頭、首、体を真っ直ぐ垂直に地面に立て、動かないように快適にくつろいで座ります。

『バガヴァッドギーター』613

 

【瞑想の目の位置】

目は、まるで鼻の先を見るように、真っ直ぐ前を見たまま、ゆっくりまぶたを閉じるようにします。

上下、左右に動かさず目は閉じて、リラックスさせておくことがポイントです。

『バガヴァッドギーター』613

 

【瞑想の手の位置】

両手の指を組み、親指のお腹を合わせ「触れている」という感覚をいつも意識できる位置に置きます。

体の前にリラックスさせて、組んだ手を下しておきます。

 

 

【瞑想の長さ】

毎日⒑分~長くても30分程度。

「もう少しやりたいなぁ、もう少し、できるかな?」

というところでやめておきます。

毎日の生活に無理なく組み込み、

短い時間でも同じ時間に、同じ場所で続けることを目指します。

 

【瞑想の手順】

*簡単にはスリーステップのみ。

 リラックスし、

 客観的になり、

 心を静めてから、マントラを唱える瞑想を始めます。

 

それでは、各ステップを詳しくご説明~

 まずはリラックスします。

真っ直ぐ座り、目の力を抜き、呼吸をみます。

浄化の呼吸法

「ナーディー・シュッディー(気の通り道の浄化)」をします。

 

 頭の中にいる、自分の気持ちを乱す人を思い浮かべ、

その人を自由に解放します。

気になっている人を思い浮かべ、心の中で唱えます。

 

「私は、この人の生い立ちや生まれ、本当の気持ちなど、ありのまますべてを理解しているわけではありません。

この人があるままでいる権利と自由を認め、

今、私の心から自由にします。」

 

嫌いな人でも、好きな人でも、気になっている人全員を

心から解放します。

 

このプロセスで、普段演じている様々な役から、

自分自身を解放することができます。

 

A・自分の体をまるで“仏像”を眺めるように、客観的にみます。

B・次に呼吸を見ます。

(プラーナの動きを見ること「プラーナ・ヴィークシャナン」)

C・“触れている”という感覚をみます。

D・考え、感情の流れをみます。

 

 

 考えや感情をみている存在である「自分自身」が、マントラ(心の道具)を繰り返します。

 

A・マントラを置く場所は思考と判断の中心。簡単な暗算をして、答えが浮かんでくる場所がマントラを置く場所です。

B・思考の中心にマントラをおいて、繰り返します。

C・マントラとマントラの間の沈黙に注目します。

D・沈黙を見ている存在が、次のマントラを唱えるようにして深めます。

また、マントラとは違う考えに心が飛んだら、そのことに「気づく」ようにします。

心の動きに「気づき」をいれ、心がマントラからずれたら、またマントラに心を連れ戻します。

 

先生は、

「心の動きに、気づいて連れ戻すこと、それが瞑想なんだよ」

といってました。

 

心は動き回る物。とまらずに流れる力があるもの。

 

それを意志の力で、流したい方向に1つに定めることが瞑想です。

 

マントラという音の対象に、

心の流れを繋ぎとめ、

ずれたら気づいて、引き戻すこと。

 

これができると「チャンチャラ(動き回る性質)」のある心という道具を

自分の意思で扱い、自在に静けさに収められるようになるといわれます。

 

最後に、

マントラを心地よいところまで唱えたら、沈黙を見ている存在に立って、

マントラを手放します。

 

静けさと、沈黙

安らぎと慈悲が深く広がる穏やかな仏性、

「自分自身の本質」に、

豊かで深い自分自身の事実に、

しばらくとどまります

 

しばらくしたらゆっくり目を開け、瞑想で戻ってきた慈悲そのものである自分自身のまま、終わりのマントラを唱えて瞑想を終わりにします。

 

 

また、実践したいな、と思われる方。

毎週日曜朝9:00

80分瞑想のクラスをしております。

 

ぜひ、また一緒に座っていただければ、

そして、いつでも、どんなご質問でもしていただければ、本当にうれしく思います。

 

お話を聞いてくださったお一人お一人に、深くお礼を申し上げます。

 

どうぞこれからも、お気軽にお声がけ、ご質問をぶつけてくださいまし。


未熟なわたくしめは、皆様の胸をお借りし、

日々ぶつかり稽古のつもりで、

前々へ邁進、精進あるのみでござりまする!

| 向井田みお |

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