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2014年4月21日 (月)

瞑想のためのマントラ~4/27(日)自分の「マントラ」を手にする日!

今週の日曜日427日(日)は、

いよいよオーガニックライフ東京。

 

私は、初日425日(金)10:00-11:003年半のインド留学体験記を交えたYOGAよもやま話(無料)

 

そして、

最終日427日(日)18:0019:30 1時間半

インド伝統瞑想_解説&実践のクラスをいたします。

 

瞑想の90分では、

インドで師事していたスワーミダヤーナンダ師が3年のコースで語り、イニシエーションしてくれた声に合わせ、

一緒にマントラを唱える「ジャパ瞑想」をする予定です。

 

 

聖典や経典を学び、

お寺で瞑想や心を磨くYoga修行に励むインドでは、

瞑想といえば、マントラを唱える「ジャパ瞑想」のことを意味するのが一般的です。

 

チャクラ瞑想や、

イマジネーションを使ったフワッとした瞑想よりも

伝統があり、効果的だといわれる瞑想法が「ジャパ」です。

 

『バガヴァッドギーター』にも、

ジャパ瞑想については記されています。

 

ところで、

 

YOGAの哲学が記された経典は、

「瞑想は、心のカルマ(心の行い)だ!」

と、いいます。

 

本格的な瞑想には、かなりはっきりした定義があり、

芯のあるきちっとしたやり方、メソッドがあります。

 

もちろん、

瞑想をして目指すべきこと、目的もゴールも

はっきり明確です。

 

 

本当の瞑想は、

「なんとなく静かにしてる。」

「無、っぽくなる・・」

というような、曖昧さはありません。

 

瞑想の目的は、

自分の心を自分で扱うこと。

 

最終的に、

静けさであり慈悲そのものである、自分の本質、

自分自身の真実に至ること。

 

それが瞑想のゴールです。

 

そのためには、

リラックスし、

客観的に物事を観て

心をしっかり自分の道具として扱うこと。

 

こんな風に明確に、瞑想は練習されるものだといわれます。

 

数ある瞑想の中でも、

心の道具である「マントラ」を使った瞑想は、

効果的で、

且つ安全。

 

シンプルな方法ながら、

奥の深い「サーダナ(練習法)」といわれています。

 

 

427日(日)は、

そんな瞑想を味わうだけでもOKです。

 

また、

 

ダヤーナンダ先生の声といっしょにマントラを唱えながら、

「マントラ・イニシエーション(マントラを授かる儀式)」とし、

自分だけの瞑想用マントラを授かる時間

と受け止めていただければ、

なお素晴らしい、と思われます。

 

 

「ジャパ瞑想」を体験し、

マントラを使った瞑想が自分にあってる、と感じたり

意味があるな、

メリットがあるな、

そう思ったら

この日からマントラ瞑想を、朝晩10分することで、

マントラを自分のものにすることができます。

 

 

マントラは、飾りではありません。

自分で毎日使い続ける時、マントラは特別な意味を持ちます。

 

瞑想で使うことでマントラは本当の効力を発揮し、

私たちは

静かで深い、自分の穏やかな本質に

立つことができるようになる、といわれます。

 

 

ダヤーナンダ先生は、50年以上

「ヴェーダーンタ(ヴェーダ聖典の最終章)」

またの名を

『ウパニシャッド(奥義書)』

を教え続け、“梵我一如”一元論哲学では最も有名な先生です。

アメリカでは、2013年に先生の教え続けた功績と栄誉を讃えるために、

ワシントンDCの丘で、ダヤーナンダ先生の名のもとに星条旗があがりました。


過去には

 マハートマガンジー、マザーテレサ、

という、世界平和に貢献したインド人の名の元に星条旗があがっています。

彼らと同じ栄誉を

ダヤーナンダ先生は与えられたといわれています

そんな先生が、

「マントラはYogaを深めたいと願う人、

誰もが持つといいですよ。」

といっていました。

 

 

マントラの意味を知ろうとし、

瞑想したいと望み、

真摯な気持ちのある人なら、

誰もがマントラを持つことができるといいます。

 

でもマントラは、もらうだけでは、あまり意味がありません。

 

マントラを受け取り、

瞑想し、

自分の心を扱う練習をすることが大事です。

 

 

本当のYogaは、宗教でもなく、

ヨガマットの上のクネクネ運動だけでもありません。

 

Yogaは自分の心と体を磨く道。

 

毎日心を磨くYogaに生きようと思う人にとって、

瞑想用のマントラを持つことは、大きな意味があるいわれます。

 

 

先生は、マントラ瞑想「ジャパ」についてこんな風に教えてくれたことがあります。

 

 

「マントラの意味と言葉によって、

サンスクリット語の「イーシュヴァラ(全体世界)」

日本でいう「大いなる存在、自然の摂理」という存在と、

深く繋がる。

 

森羅万象を巡らせる世界のただ1つの秩序「イーシュヴァラ」を、

まるで目で見るようにはっきりと理解できるようになる。

 

曇りなき知恵と、澄んだ心を、

瞑想で養うことができる。

 

そして、

人がいうように、私に優しさや慈悲があるというなら、

それを私はマントラの瞑想で磨いていったんだよ。」

 

と。

 

 

過去に犯したことへの罪の意識や、罪悪感、

後悔といった“囚われ”に

私たちの心は曇ってしまいます。

 

囚われた思いが、

私たちを苦しく悩ませ、悲しませ、時に涙を流させ、怒らせているのなら、

マントラを唱え続ける瞑想によって、

心を浄化し、囚われから自由になることができるといいます。

 

 

それだけではありません。

 

瞑想をすることは、明るい未来のために必要な

「プンニャ(徳)」

を積むことになるともいうのです。

 

マントラという心の道具に、心の流れを1つに定めることで

集中力がつき

心がフラフラ揺れなくなります。

 

 

たとえ心がフラフラしたとしても、

瞑想で心を注意深くみる習慣がつくので、

心の状態にすばやく気づき、

心が望まない方向に流れだしたら

意志の力で修正し、あるべき流れにすっと引き戻すことができるようになるというのです。

 

 

心が静まり、

穏やかになり、

まっすぐに物事を見る強さと、

あるがままを、

そのまま受け止めることができる広さとゆとりを養うことができるというのです。

 

 

澄んだ湖の表面のように

明るくはっきりと、

世界をそのまま歪めずに映す心の持ち主となるように、

瞑想は私たちを磨いてくれます。

 

 

 

もし、

「吾輩も、クリヤーで明快な瞑想をやってみたいぜよ、」

と思ったら

今週27日、日曜夕方、ぜひ一緒に座りましょう。

 

そしてこの

「マントラ・イニシエーション(マントラを授かる儀式)」をきっかけに、

毎日の生活で、瞑想を続けられるように、

共に誓い、

精神を高める生き方をスタートさせる日にしましょう。

 

心からお待ちしております。

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当日は、正装の白サリーで、皆さんをお待ちいたします。




| 向井田みお |

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