『バガヴァッドギーター』17章_研ぎ澄ませる生き方
3年のインド留学から戻り、2014年1月から始まったのが水曜夜7:00スタートの
『バガヴァッドギーター』クラスです。
毎週、サンスクリット語の原語で『バガヴァッドギーター』の詩を唱え、意味をみてから、
みんなで詩の理解を深めるように味わいます。
・・というか、
このクラスでは、何を隠そう私が一番学ばせていただいているのであります。
何事も己の身をもって経験しなければ、理解することができん!
そんな、愚かな習癖をもつ私は、
うっかりYOGA好きが高じてしまい、つい行ってしまうんですよ・・・
インドという国に。
別に、行かなくてもいいのに、
だれにも頼まれてもいないのに、
すぐに簡単に体を張ってしまうんです・・
転ばなきゃ、痛みというものを学ぶことができない
自ら火傷を負わないと、熱さというものを理解できない、
悲しき運命を背負っております。
だから、
日本にいて、自分のやるべき事をこなし、
持ち場をきちんと守りながら、
YOGAを学び、
真摯にギーターを知ろうという気持でクラスに集まってくださる方々はどの方も、
わたしくしにとって、大切な、厳しくも、優しい、賢明な先輩たちなのです。
そんな先輩たちの前で発表し続けたギーター17章が先週終了しました。
YOGAをするために、
心と体を浄化し、
志を磨き、
崇高な意志を持ち続けるために今すぐできること。
そんな日々のYOGAの実践法をギーター17章は教えてくれています。
毎日この体にどんな食べ物を捧げればいいのか?
命の意味と、
自然の秩序で生かされている体という場所の大切さを思い、
YOGAを成功させる強くしなやかな体をつくるための
「サットヴァ(純性)」の高い食べ物とは?
日々何に祈り、
何をどんな風に行い、
何を語るべきか?
言葉も行いもすべてYOGAにすることができるのです。
YOGAの練習や瞑想という修行だけでなく、
誰かのために何かをするということ、
あげること、
手放すこと、
それはすべて私達の心がけしだいでYOGAになるといいます。
毎日の行いは、私達の思いと態度によって心身を浄化するYOGAにすることができる。
ではそのために、
何を思い、
何を食べ、
何を語るのか?
それを教えてくれるのが『バガヴァッドギーター』17章です。
17章を一緒に学んでくださった先輩方、
そして
このブログを読んでくださっている先輩たちへ、ささやかなお礼です。
毎回クラスで使っていた『バガヴァッドギーター』をいつでも見ていただけるようにしました。
オリジナルのサンスクリット語のまま、意味と発音を日本語に訳したPDF
毎回配布しているクラスのプリントをもらい損なった方、ぜひご覧ください。
そして、
クラスで一緒に唱えていたギーターの詩(スローカ)を1つづつサンスクリット語と日本語で録音しました。
どうかこちらも
毎日の勉強にお使いいただければと思います。
『バガヴァッドギーター』
それは、インドでは『聖書』のような大きな存在です。
18章あるギーターのなかでも
YOGAに生きる具体的な方法を教えてくれる17章を、
声に出して読むだけで、「プンニャ(徳)」が高まり、
過去の罪を落とすことができるといわれています。
そして、
教えの通りに生きる努力は、
そのままYOGAの道を歩むことになります。
生き方すべてをYOGAにすることになるといいます。
YOGAの道は、私達が望む真の自由と、何にも依存しない幸せに繋がっているとギーターはいいます。
私達が生きている意味、
この人生で達成したいこと、達成するべきことに
導いてくれる術であるというのです。
来週の水曜からは『バガヴァッドギーター』16章。
先輩方のお越しをお待ちしております。
*クラスはいつから始めても、いつやめても、大丈夫です。
毎回資料を用意しておりますので、手ぶらで、気軽におこしくださいませ。
♨
これを読んでる先輩!
どうか、今月末わたくしめに会いに来てください。
そして
質問や疑問やご意見を、どうぞ直接お話しくださいまし!
4月25日(金)10:00-11:00 インド3年留学体験記~よもやま話
4月27日(日)18:00-19:30 迷走から瞑想へ。本気の(本当の)伝統瞑想
毎日の祈り(インドの「プージャ(儀式)」)は、今も続け、
朝は祈りで始まります。
何があっても、
たぶん、ここに戻ってくれば大丈夫。
そんな、強さと真っ直ぐな心を養う事ができるといいます。
・・・
いつか、人間的成熟が実り、ちっさなことにビクともしない、
心のでっかい、ビッグ・ハートな人間になりたいもんです。
近未来のジャイアント より
・・・
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