最後のテキスト『ブランマスートラ』に挑む!①
インドの伝統的な「ヴェーダーンタ」(ヴェーダ聖典の最終章に書かれた教え)は、
またの名を
『ウパニシャッド(奥義書、ヴェーダ聖典の最終的な教え)』といいます。
なので、
ヴェーダーンタ と、ウパニシャッドは同じ1つの教えのことを指しています。
みんなの『ブランマスートラ』テキストがお寺で朝清められています。最後のテキストのための特別な儀式がGoing on!
ヴェーダーンタ = ウパニシャッド (同じ!同ーじでーす)
その『ウパニシャッド(奥義書、ヴェーダ聖典の最終的な教え)』は、108あるといわれていたり、現代も増え続けている?!といわれていますが、
代表的なものは8世紀にシャンカラアーチャリアの書いた『バーシャン』という解説がついた10個です。
この10個の『ウパニシャッド(奥義書、ヴェーダ聖典の最終的な教え)』のいくつかを学んだ後、仕上げとして
『ブランマスートラ』
というテキストを学ぶのがヴェーダーンタ学派の習わしです。
『ブランマスートラ』
は、「ブランマン(普遍の存在)」についての教えが記されたスートラ。
『バガヴァッドギーター』や『マハーバーラタ』物語りの作者である聖者ヴャーサが書いたといわれています。
わたしが卒業した3年コースも、この『ブランマスートラ』が最後のテキストでした。
このスートラを学べるところまで教え続けてくださった先生にお礼と、
最後の教えを同じ先生にお願いするために、
特別な儀式とお祭りが行われました。
最後のテキストに挑むための気合いと祈りが校内いっぱいに満ちていた日でした。
先生をお迎えする講義室に奉られたバラの花びらの中に浮かぶオイルランプ。
先生の住む場所から講義室まで飾られた先生にリスペクトを現すための花道。
先生御愛用のYamahaのカートもバナナの葉とお花でデコカートに!
デコカートの前で、はしゃぐ日伊印・三国同盟団。
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