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2011年4月 4日 (月)

「アキラメ」からのYoga的再出発!⑥LAST

物は持っていないと不安。
足りないんじゃないか? 安全を守れないんじゃないか?

物は持っていても不安。
失うんじゃないか、盗まれるんじゃないか、壊れてしまうんじゃないか?

ということは、外の物は根本的な私の不安を、心の奥深くに潜む満たされることのない私を埋め合わせてはくれない。

これが物へのアキラメ。
爽やかな『ヴァイラーギャンवैराग्यम्(冷静さ、諦観)』。


そのアキラメから、開ける道があるという。
そのアキラメと、じゃあ何が欲しいのかを考え、見極めてから始まる道がある。
それがYogaの道。
真の自由へと続く道。

そのアキラメは、物を持っている時には、芽生えなかったかもしれない。

なぜなら、
失って初めてわかることがあるから。
手放すことでは、初めてみえてくることがあるから。

それがどんなに大事なターニングポイントになるか、Yogaの生き方を示す経典は教えてくれている。


自分自身を理解すること。
変わりゆく物の中で、唯一変わらない存在である自分。
それが真の己の姿。

真の自分には、移ろいゆく世界が入り込み、悲しみを置き去りにするすきがない。

たとえ体や心は傷ついたり、不便な体験をしても、
単なる経験は真の自分に不安や恐れを掻き立てることはできない。

自分自身であることに納得している。

そこには違和感も葛藤もない。
静かで穏やかに、満たされている自分自身の真実に足をつけていれば、私たちはそう簡単に外の物に揺らがされたりしない。

どこにいても。
何をしていても。

これが「アキラメ」からその先へと続いていく、
明るいYogaの道なのです。
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yogaの道はひたすら明るい。
この道を歩いていてよかった! と思うことは数多い。


これからもこの笑顔っぷりで、明るい道をひた走ります。


| 向井田みお |

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