迷い,走る「心」を追い越せ!迷走から瞑想へ Yoga的瞑想法③
迷い,走る「心」を追い越せ!迷走から瞑想へ Yoga的瞑想法③
『バガヴァッドギーター』の中で、主人公アルジュナはいいます。
「心は動き回り、じっとしていることがない。それを治めるのは、風を掴むように難しい。心を治めることなど、どうしても私には不可能に思われる。一体どうすればいいのか?」
彼のYogaの師匠はこれに対して、「では心を止めてしまうのだ!」といったりなんかしませんでした。
Yoga師匠クリシュナはこういいます。
「確かに、君のいうとおり。心はせわしなく動き回るものだ。
だからこそ、その特性を知り、自分のやるべきことに方向づけ、流れを変えることが大事なのだ。」
『バガヴァッドギーター』6章
心の性質、その特徴的な動き、動きの後ろにあるロジック、それが判れば私たちは何も心について恐れることはない。
心が動きまわり、走り迷うことは当然のこと。
だからそれについて
「私はなんて落ち着きのない人間なんだろう。。」
と思い悩んだりするのは意味がない。
「瞑想してるっていっても、いつもフラフラ、フワフワ。。雑念の間を行き来してるだけ。
こんなんじゃだめだぁ~」
なんて、落ち込んだりするのは時間の無駄というもの。
肝心なことは、そんな心をどうやって“私“が扱っていくか?
「心」を道具として、どうやって自分の本来の目的を果たすために、あるべき方向に向かって使っていけるのか?
ポイントはここである。
その方法は、古のYogaを極めたヨーギーたちの中で確立され、現在でも信頼されるメソッド『जपジャパ』という瞑
想法なのです。
『जप ジャパ』は『マントラ(真言)』を使った瞑想法。
これによって私たちは、
迷い、走る心より、「自分」の意志をさらに速く加速させることができる。
迷える心を追い越し、『マントラ(真言)』と意志の力で、流れを変えてしまうことができるのです。
瞑想がこんなにすごいとは!
ただしいメソッドを知ることが、どれほど大切かを瞑想しては思い知る日々です。
| 向井田みお | 固定リンク
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