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2011年3月 6日 (日)

迷い,走る「心」を追い越せ!迷走から瞑想へ  Yoga的瞑想法④


迷い,走る「心」を追い越せ!迷走から瞑想へ  Yoga的瞑想法④

『जप ジャパ(マントラ瞑想)』について


『जप ジャパ』とは、『マントラ(真言)』という音の繋がりを繰り返し唱える瞑想法。


『जジャ』とは、「生と死のサイクル、輪廻を断ち切る」という意味を持つ音。
『पパ』とは、「あらゆる不浄を無知を破壊する」という意味を含む音。


ゆえに、『जप ジャパ(マントラ瞑想)』は、Yoga的な悟り『モクシャ(悟り、究極の自由)』へ繋がる間接的なメソッドでもあります。

『モクシャ(悟り、自由)』への障害となるのは、

「自分自身と世界の真実を知らないという、無知。

また“不浄”と称される極めて“個人的で主観的な物の見方”、つまり“ひとりよがり”。」

これらを取り除く効果的な方法が、『जप ジャパ(マントラ瞑想)』である、とYogaの経典はいいます。

『जप ジャパ(マントラ瞑想)』は『モクシャ(悟り・自由)』への基礎を築く。


その意味からすれば、単なる自己規律やテクニックを越えているともいえるでしょう。


『バガヴァッドギーター』で、悩める主人公を導く賢者クリシュナはこんな風に言います。

「あらゆるYogaのテクニック、方法論の中でも、もっとも際立っているのが『जप ジャパ(マントラ瞑想)』である。

この世界に、私は『जप ジャパ』の持つ力としても現れている。」
『バガヴァッドギーター』10章


『マントラ(真言)』を心で唱え続ける。

考えの速さより、さらに早く加速する。

もし、考えが他の対象にそれたら、『マントラ(真言)』に連れ戻す。

考えが独自のやり方でさ迷いだしたら、必ず『マントラ(真言)』の場所に帰ってくる。


自分が今やっていることに集中し、やるべきことに「心」を方向づけたかったら、意志をもって自分の元に連れ戻す。


これを何度でも、何度でも、繰り返す。


繰り返し、繰り返し、心の動きを注意深く見て、心がそれる度に連れ戻す。


そのうち、自分の「心」のパターン、やり方がみえてくる。

「心」を完全に自分が扱ってゆけるまで、続ける。

「心」の動きが明らかになってくる。


その時、自分はもはや「心」に弄ばれてなどいない。

心の動きを、あるべき方向に舵を取っているのは、この“私”なのだ。

「心」はこの“私”が使う最高の道具となる。最高の友となる。

そのために心を扱ってゆく。


これが、本来の瞑想の意味である。


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さて、

これだけ熱く『जप ジャパ(マントラ瞑想)』について語りましたので、

そろそろ、『जप ジャパ(マントラ瞑想)』をやってみたくなったのでは?

来週は、そのメソッドを簡単にご紹介いたします。
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今日も昼から瞑想しております。
もちろん『जप ジャパ(マントラ瞑想)』です。

| 向井田みお |

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