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2011年2月 4日 (金)

『プージャ(儀式)』の道具達


インドには毎日『ヴェーダ(聖典)』に従って、『プージャ』といわれる儀式をする人が沢山います。
朝と夕方、そして真昼。太陽が現れ、頂点で地上を照らし、そして沈む、3つの現象が起こる非常に吉兆な時に儀式専用の部屋“プージャルーム”に行き、儀式と瞑想をします。

そんな所ですから、『プージャ(儀式)』用品も様々な物が揃っています。私もインド人にまぎれ、“プージャ専門店”いわゆる“プージャショップ”にはかなりの高頻度で出没しております。そして行けば必ず儀式用品を購入してしまうのです。

これは何かの病?
それとも過去生での思いに突き動かされてるのか?

と思われるほどに、今まで様々な物を手に入れて参りました。

その中ごく一部をお披露目いたしましょう。
清めの水を入れる壺とカップ、御香入れ、オイルランプ、供物を捧げるお皿。

でもまあ、 『プージャ(儀式)』に最低限必要なのは
・空間を浄化するベル
・浄化の水
・火を捧げるオイルランプ
・お香
・供物を捧げるお皿
・『アラティ』という儀式の〆に行う小さい火をつける匙
くらいなのですが。

さて、『ヴェーダ聖典』によると、自分の呼吸も心臓の動きも、消化も運動も、考える機能も感情もただ1つの法則に司って動いているといいます。

その秩序を維持するダイナミックな法則は、星の動きや水の動き、空や季節の移り変わり
から、私たちの体の生理機能、心理まで、どんな所にもどんな時にも広がり、1つに繋がっているといわれます。

『ヴェーダ聖典』が書かれた目的の1つは、その大きな法則を理解し、自分がそこから離れていないことを知り、心に揺らぎない安心とゆとりをもたらすことです。

この人間的な落ち着きと余裕、大きな安心感に基づいた静けさと成熟をもたらす準備をしてくれるのが、毎日の儀式や瞑想、というわけなのです。

どうでしょう? 
毎朝しているYogaや瞑想の前に、『プージャ(儀式)』もしたくなってきませんかね?
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| 向井田みお |

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