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2011年1月 5日 (水)

『ウパニシャッド(奥義書)』を勉強中

『ウパニシャッド(奥義書)』を勉強中です。

一説によると108とかそれ以上のウパニシャッドがあるといわれておりますが、
8世紀に実在した哲学の天才シャンカラ・アーチャリア*(シャンカラ先生)が書いた10のコメンタリー付きのウパニシャッドを勉強することで『ヴェーダーンタ』のビジョンがつかめる、というのが経典の世界では通説です。
これに習い、私のいるアシュラムでも10のウパニシャッドを勉強することになっています。

*『アーチャリア』とはサンスクリット語で先生の意味。日本には『アジャリ』という言葉で伝わっていますね。

写真の真ん中が今回解説をしていただいた『ムンダカ・ウパニシャッド』

「自分が本当に求める物は、この世の様々な物を追いかけ、手に入れることではないと知った人。
手に入れる物や、どこかに行くことには必ず「限り」があると知った人。

そして、本当に自分が求めていることは、あの世にある天国という場所にいくことでも叶わないと、見極めがついた人。

その人は真実を知る人の元に、飛び込んでゆく。 すべてを明け渡す決意をして。

そうして、彼は自分が求めていた真実を知る。」

この一説が書かれているウパニシャッドなのですが、しびれますねぇ~。
あまりにも美しい。

そしてこの周りにあるのが、今後勉強することになる『カタ・ウパニシャッド』や『ケーナ・ウパニシャッド』
今年も本当に楽しみです。
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| 向井田みお |

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