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2011年1月 5日 (水)

『パーパ・クシャヤ(罪を滅ぼし、運を拓く!』

スピリチュアルブームですっかりなじみのある『カルマの法則』。
この法則の出所はインドの『ヴェーダ(聖典)』といわれています。
聖典の中では、はっきりと何がカルマで、どんなことが法則に基づいているのかが書かれています。


『カルマ』とは行い。行いをしたら、必ずそれに見合った結果が待ち構えています。これが『カルマの法則』。

そしてこの結果から逃れられる人は、この世には誰一人としておらんそうなのです。これが全世界共通の法則。

行いの結果には、目に見えてすぐにわかる結果と、後々叶っていく目に見えない結果の2種類があります。

目に見える結果は単純です。
悪いことをしたら?→怒られる=気分が悪い
人のものを盗んだら?→警察に捕まる、もしくは良心の呵責
しかし『ヴェーダ』が語るもっと大事なことは『目に見えない結果』についての方です。

「目に見えない結果」にも2つの側面があります。
1つはよい行いをした場合の『プンニャ(徳)』。
もう1つは良からぬ行いをした場合の『パーパ(不徳)』。
この『プンニャ(徳)』と『パーパ(不徳)』のこそがその人の人生を決定づける要素になります。

なんだかいつもついている人、ついていない人。
これは気分でもなんでもなく『プンニャとパーパ(徳と不徳)』が左右しているだけとのこと。
そして人はだれもが『プンニャとパーパ(徳と不徳)』の組み合わせでこの世を生きているというのが『ヴェーダ』聖典のヴィジョンです。

このヴィジョンを持つメリットは何か?
それは、たとえこの先嫌なことや痛いこと、つらいことが起こっても
「あっ、またパーパが1つ消化されたなっ!へへっ」
という感じで不運を明るく乗り切れてしまいます。

またいいことがあったら
「プンニャが実ったねぇ~」というくらいで調子に乗ることも少なくなります。なんと合理的。

最近は『プンニャとパーパ(徳と不徳)』ヴィジョンで無駄な悩みが激減していると評判のわたくしですが、2011年1月1日から一足早くパーパを1つ『消化(クシャヤ)』してしまいましたよ。
1日から原因不明の関節痛と高熱で3日間動けず、ひたすら痛みに耐えておりました。
風邪でもないし、仙骨がめちゃくちゃ痛かったけどクンダリーニのはずもなし。
そして4日以降はしばらく声を失う程咳がでて、勉強もできずにおりました。

そんな具合で、2011年は1月1日からパーパ消化することができた幸先のよい年ですな~。

皆さまもお体に気をつけて。

そしてどんなことも気持ちを明るく持てる教えを心にもって楽しく過ごして参りましょう。

*写真は1月1日に盛大に行われた年明け『プージャ(儀式)』。お寺は大賑わいでした。私は精いっぱい背伸びで何とか皆さんの健康と幸福をお祈りしている後ろ向きの白装束です。
どうぞ今年も宜しく。
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| 向井田みお |

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