ヨガとビジネス
10年目突入の記事に対してたくさんメッセージを頂きました。
ありがとうございますー
はい、ほめられて伸びるタイプです。
さて、「ヨガクラス料金を決める3要素」という記事を2006年11月に書いたのですが、いまでもたくさんの方に読んでもらっています。皆さん、ヨガとビジネスに関心が高いようですね。
#Googleで「ヨガクラス」と検索すると4番目くらいに表示されます。
ということで、10年目突入第一弾の記事は
「ヨガとビジネス」
にしましょう。
特にヨガスタジオオーナー、ヨガインストラクターに参考になれば幸いです。
ただし、パーソナルブラインディングとか時間有効活用術とか、そっち系の話ではないです。そっち系の話が聞きたい人は、しかるべきところに聞きにいってくださいー
以下で「人はいかに生きるべきか」という点から
「ヨガとビジネス」
について考えていきましょう。

弱い立場の人々の悲しみ、怒り、喜びに触れることができなければそれは経済学ではない
皆さん想像してみてください。
朝8時に会社の面接に行く途中、道端で大怪我をしている犬(とりあえずここではべス)を見つけました。 もし今、べスを病院につれていったら面接に遅刻してしまいます。しかも私は犬が大の苦手。なおかつ失業中の私にべスの治療費を出せるのか? あなたはどうしますか?
私のローモデルの一人である、アマルティア・セン博士は
「べスを病院に連れて行くべきだ」
と言っています。
アマルティア・セン(ベンガル語:অমর্ত্য সেন, ヒンディー語:अमर्त्य सेन, 英語:Amartya Sen, 1933年11月3日 - )はインドの経済学者。哲学、政治学、倫理学、社会学にも影響を与えている。アジア初のノーベル経済学賞受賞者。1994年アメリカ経済学会会長。
そのほか、ハーバード大学教授で無神論者です。
セン博士の存在能力アプローチによると
センは経済学は数字だけを扱うのではなく、「共感性・関わり合い・利他性」(コミットメント)を重視し、弱い立場の人々の悲しみ、怒り、喜びに触れることができなければそれは経済学ではないと主張した。
ということなので、経済学の観点からみても、
「面接に遅刻しても、犬が苦手でも、治療費が出せないかもしれないけど、それでもがべスを病院につれいくべき」
だとノーベル経済学賞受賞者セン博士は述べているのです。
ヨガの練習で達成する3つステージ
次に「人はいかに生きるべきか」について3つのステージにわけて考えてみましょう。
1. Ego-centric
2. Ethno-centric
3. World-centric(Univarsal Care)
1.は自己中心の思考。自分、自分、の人ですよね。ただ、現代社会に生きる我々には多少は必要な思考ともいえます。
2.は民族中心の思考。我々は生まれながらに、大小の集団に属しています。例えば、私は日本人でバリに在住でヨガの練習生です。ですから「日本人」という集団に属し、「バリ在住の外国人」という集団にも属していて、かつ「ヨガ練習生」という集団にも属しています。
小さい子どもをもつ女性にとって、「家族」というのは最も重要な集団でしょう。
一方で、これは危険なステージということも言えます。例えば、紛争は「国家」「民族」という集団間での争いです。集団の中ではよい人だけど、集団の外ではそんなによい人ではない、ということケースをよくみます。
例えば反原発派の人は、原発推進派の人を悪くいう場面をよく目にします。構造的には紛争を起こす「国家」「民族」と同じです。
だからセン博士は
「ときどき、静かに座って自分がどういう集団に属しているか考えるべき」
だと述べています。現在自分がどの集団に属しているのかを客観的にみることによって、集団の外でもよい人になることができるでしょう。
3.は世界中心の思考。この思考の人は、全ての物事はすべての集団に属していると考えます。
そしてこの思考の人は、犬が嫌いでも、怪我をしている犬には、自分が好きな猫や自分の恋人を助けるのと同じように慈愛を持って接することができます。
1から3への移動は一方通行で、1→2→3と進んだ後、3→2→1に戻ることはない、とセン博士は述べています(記憶障害が起きた場合などを除いて)
ヨガの練習を通じて1から3へステージを移動できるようにしなければなりません。
もしできてないのであれば自分のヨガの練習について見直してみる必要がありますね。
最後に
以上の「人はいかに生きるべきか」の話はあくまでも地図のようなものです。地図なのでこの通りに考える必要はありません。
ヨガの練習でもチャクラ、バンダ、神様といった地図をたくさん使いますが、それを現実世界と混乱している人をたくさん見かけます。それは危険です。
ヨガでビジネスを、考える前にまずは「人はいかに生きるべきか」を考えましょう。そうすれば皆さんにとって何が必要かわかってくるはずですよね。
Om Tat Sat,
@yoga
July 8, 2013 | Permalink



